■新しい省エネルギー基準の必要性
次世代省エネルギー基準の改正のきっかけとなったのは、”地球温暖化“。
地球的規模で起こっているこの温暖化をくい止めるには、
今、何らかの手を打たないといけないという危機意識が世界各国の共通認識としてあり、
日本も協力して対策をとることが強く求められている。
住宅分野では、家庭で消費されているエネルギーの63%が冷暖房と給湯と言われていますが、
住まいの断熱性能を上げることで、これらのエネルギー消費を抑制するのがねらいです。
二酸化炭素の発生原因である化石燃料を燃やして、
電力や他のエネルギーを得ている割合の多い日本では、
住まいのエネルギー消費を抑えることが二酸化炭素の排出削減につながるのです。
■省エネ基準の家のメリット
次世代省エネ基準は、住まいの省エネルギー性を高めるための基準だが、視野を広げれば
“快適さ“,”健康的“,”省エネルギー“,”耐久性“の4つのキーワードで表される、
質の高い住まいを建てることが主な目的となっている。
そのための手段として、従来よりも一段と高い断熱気密性が求められているのであり、
断熱気密性以外にも様々な工夫を推奨していることが特徴。
つまり、住まい作りの知恵を総結集してより良い住環境を実現していこうということです。